フルマラソンで自己ベストを目指すなら、レース本番で履くシューズ選びも重要です。
特にサブ3など高い目標を狙うランナーにとって、軽量性や反発性に優れたレーシングシューズは有力な選択肢になります。
現在は各メーカーから、記録更新を狙うランナー向けのレーシングシューズが数多く発売されています。
今回はその中から、自己ベスト更新を目指すランナーの候補として、次の5足を紹介します。
なお、私は今回紹介する5足を実際には使用していません。どれも実際に履いてみたいモデルですが、レーシングシューズは高額なため、簡単には購入できないのが正直なところです。
そのため、この記事では各メーカーの公式情報をもとに特徴を整理し、どんなランナーに向いているのかを紹介します。
自己ベストを目指すランナーにおすすめのレースシューズ5選
まずは5足の特徴を簡単に比較します。
| シューズ | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 【NIKE】 ヴェイパーフライ4 | ZoomX+カーボン製Flyplate | 軽量性を重視したい |
| 【NIKE】 アルファフライ3 | ZoomX+Flyplate+Air Zoomユニット | 推進力と反発性を重視したい |
| 【asics】 METASPEED EDGE TOKYO | ピッチ型向け設計 | ピッチを高めてスピードを上げる |
| 【asics】 METASPEED SKY TOKYO | ストライド型向け設計 | ストライドを伸ばしてスピードを上げる |
| 【adidas】 ADIZERO ADIOS PRO 4 | LIGHTSTRIKE PRO+ENERGYRODS 2.0 | スムーズな体重移動を重視したい |
ナイキ ヴェイパーフライ4

ヴェイパーフライ4は、ナイキのロードレース向けレーシングシューズです。
ミッドソールには高反発素材「ZoomX」をかかとからつま先まで配置し、フルレングスのカーボンファイバー製Flyplateを搭載しています。
前作のヴェイパーフライ3からミッドソール、アウトソール、アッパーを軽量化。重量はメンズ28cmで約190gです。
ナイキ公式では、10km、ハーフマラソン、マラソン向けのレース用シューズとして位置づけられています。
軽量性を重視し、自己ベスト更新を狙うランナーなら候補に入れたい一足です。
ナイキ アルファフライ3

アルファフライ3は、ハーフマラソンやフルマラソンで記録更新を狙うランナーに向けた、ナイキのレーシングシューズです。
ミッドソールには高反発素材「ZoomX」を使用し、フルレングスのカーボンファイバー製Flyplateを搭載しています。
さらに、前足部に2つのAir Zoomユニットを配置。ZoomX、Flyplate、Air Zoomユニットを組み合わせることで、反発力と推進力を高める構造になっています。
重量はメンズ28cmで約218gです。ヴェイパーフライ4より重さはありますが、前足部のAir Zoomユニットによる反発や、マラソン後半まで走り続けるための推進力を重視した設計です。
ナイキ公式では、ハーフマラソンとマラソンに対応するトップクラスのレース用シューズとして紹介されています。
軽量性を重視するならヴェイパーフライ4、前足部のAir Zoomユニットによる反発や推進力を重視するならアルファフライ3が候補になります。
ただし、特徴的な構造や接地感が走り方に合うかは個人差があります。本番で使用する前に、レースペース走などで履き心地を確認しましょう。
METASPEED EDGE TOKYO

METASPEED EDGE TOKYOは、ピッチ型のランナー向けに設計されたアシックスのレーシングシューズです。
ミッドソールには「FF LEAP」と「FF TURBO PLUS」を組み合わせ、カーボンプレートを搭載しています。
アシックス公式では、ピッチを増やすことでスピードを上げるランナー向けに設計されています。
スピードを上げるときに、ストライドを大きく伸ばすよりもピッチを高めるタイプなら、EDGE TOKYOが有力な候補になります。
自己ベスト更新やサブ3を目指していて、自分がピッチ型だと感じているランナーはチェックしておきたいモデルです。
METASPEED SKY TOKYO

METASPEED SKY TOKYOは、ストライド型のランナー向けに設計されたアシックスのレーシングシューズです。
EDGE TOKYOと同じく「FF LEAP」と「FF TURBO PLUS」を採用していますが、フォーム材の配置などが異なります。
アシックス公式では、一歩一歩のエネルギーを節約しながらストライドを長くすることで、スピードを上げることを狙った設計とされています。
スピードを上げたときにピッチよりもストライドが大きく伸びるタイプなら、SKY TOKYOが候補になります。
METASPEEDシリーズで迷っているなら、目標タイムだけでなく、自分がピッチ型なのかストライド型なのかを基準に選ぶと分かりやすいでしょう。
アディゼロ アディオス プロ4

ADIZERO ADIOS PRO 4は、アディダスの記録更新を目指すランナー向けレーシングシューズです。
ミッドソールには高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO」を採用しています。
さらに、カーボンを使用した「ENERGYRODS 2.0」を搭載しています。
重量は27cm片足で約200g、ミッドソールドロップは6mmです。
アディダス公式では、接地から蹴り出しまでのスムーズな体重移動を可能にし、効率的なストライドを促す設計とされています。
スムーズな体重移動と効率的な走りを重視し、自己ベストを狙いたいランナーなら候補に入れたい一足です。
旧品であるヴェイパーフライ3、METASPEED EDGE PARIS、ADIZERO ADIOS PRO 3については別記事で実走レビュー記事を書いています。
自己ベスト・サブ3を目指すならどれを選ぶ?
今回紹介した5足はいずれも、記録更新を目指すランナーが候補にできるレーシングシューズです。
選び方をシンプルにまとめると、次のようになります。
・軽量性を重視するなら → ヴェイパーフライ4
・反発力と推進力を重視するなら → アルファフライ3
・ピッチ型なら → METASPEED EDGE TOKYO
・ストライド型なら → METASPEED SKY TOKYO
・スムーズな体重移動を重視するなら → ADIZERO ADIOS PRO 4
ヴェイパーフライ4とアルファフライ3で迷う場合は、軽量性と扱いやすさを重視するならヴェイパーフライ4、前足部の反発やフルマラソンでの推進力を重視するならアルファフライ3という選び方ができます。
ただし、同じ自己ベストやサブ3を目指すランナーでも、走り方や足型、シューズとの相性は異なります。
特にレーシングシューズは価格も高いため、スペックだけで決めるのではなく、可能であれば実際に試着してから購入するのがおすすめです。
また、購入後はフルマラソン本番で初めて履くのではなく、レースペース走や距離走で使用し、足への当たりや走行感を確認しておきましょう。
自分の走り方に合った一足を選び、シューズの力も上手に借りながら、自己ベスト更新、そしてサブ3達成を目指しましょう。
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