GarminのForerunnerシリーズは、基本的なランニング機能を備えたモデルから、地図や高度な分析機能を搭載したモデルまで幅広く展開されています。
今回は70・170・570・970を公式仕様で比較し、私が使用しているForeAthlete 245 Musicの実体験も紹介します。今回は価格帯の異なる4モデルを中心に比較するため、Forerunner 265は対象から外しました。
※新しい4モデルは使用していません。使用感は245 Musicのみの実体験です。
5モデルのスペック比較表
| 比較項目 | 70 | 170 | 570 | 970 | 245 Music |
|---|---|---|---|---|---|
| 公式掲載価格(税込) | 39,800円 | 47,800円〜 | 74,800円 | 121,800円 | 販売終了 |
| 本体サイズ | 約43mm | 約43mm | 42/47mm | 47mm | 約42mm |
| 重量 | 40g | 41g | 42/50g | 56g | 38.5g |
| 画面サイズ | 1.2型 | 1.2型 | 1.2/1.4型 | 1.4型 | 1.2型 |
| ディスプレイ | AMOLED | AMOLED | AMOLED | AMOLED | MIP |
| 光学式心拍計 | 第4世代 | 第4世代 | 第5世代 | 第5世代 | Garmin Elevate |
| マルチバンドGPS | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
| 通常使用時の電池持続時間 | 約13日 | 約10日 | 約10/11日 | 約15日 | 最大7日 |
| GPS使用時の電池持続時間 | 約23時間 | 約20時間 | 約18時間 | 約26時間 | 最大22時間 |
※メーカー公表値を掲載。570は42mm/47mmの順。GPS稼働時間は基本的なGPSモードの目安で、設定や音楽再生によって短くなります。245 Musicは音楽再生なしの場合。価格は2026年10月時点の掲載値です。
※価格はGarmin日本公式サイト掲載の通常価格(税込)です。販売店やキャンペーンによって実売価格は異なります。
4モデルはどんなランナー向け?
Forerunner 70|基本機能と価格重視
40gと軽量で、GPS・心拍数・ラップなど基本的なランニング記録に対応。高度な機能より価格を重視する人に向いています。
Forerunner 170|普段使いも重視
基本的なランニング機能に加え、日常で使う便利な機能も重視する人向け。音楽保存が必要なら170 Musicも候補です。
Forerunner 570|GPS精度と分析機能重視
マルチバンドGPSや高度な分析機能を使いたい人向け。42mm・47mmのサイズから選べます。
Forerunner 970|地図を使って走りたい人
マルチバンドGPSに加え、時計本体に地図を表示できます。知らない場所の道路やルートを確認しながら走りたい人には魅力的です。ただし、価格は12万円超です。
心拍計の違いと245 Musicでの使用感
70・170は第4世代、570・970は第5世代の光学式心拍センサーを搭載しています。245 Musicの仕様にあるGarmin ElevateはGarminの光学式心拍計の名称です。245 Musicには旧世代のElevateが搭載され、70・170には第4世代、570・970には第5世代のセンサーが採用されています。ただし、世代の違いだけで実際の測定精度を判断することはできません。
245 Musicでは、普段のランニング中の心拍数は安定して計測できています。ただし、冬場に気温が大きく下がると、心拍数の変化への反応が遅く感じられることがあります。
新モデルの実際の精度は未確認です。インターバル走などで正確性を重視するなら、胸部に装着する心拍センサーも選択肢になります。
重量と装着感|軽さを重視したい
245 Musicは38.5g。腕に着けても重さをほとんど感じず、腕振りの邪魔にもなりません。バンドには複数の調整穴があり、締め付けを調整できます。
70は40g、170は41g、570の42mmモデルは42gと比較的軽量。一方、570の47mmモデルは50g、970は56gです。
私はタイムを狙うなら、腕に着けるものも軽い方が好みです。ただし、重いモデルが実際に記録へ影響するかは分かりませんし、装着感には個人差があります。
AMOLEDとMIP|画面の見やすさは?
| 比較 | AMOLED(70・170・570・970) | MIP(245 Music) |
|---|---|---|
| 表示 | 画素が発光し、色鮮やか | 周囲の光を利用する |
| 暗い場所 | 明るく表示できる | バックライトを使う |
| 日差しの強い場所 | 輝度・設定による | 見やすい傾向がある |
| 消費電力 | 常時表示で増えやすい | 比較的省電力 |
245 Musicの1.2インチ画面は、私にはちょうどよい大きさです。現在は「トータル距離・トータルタイム・ラップタイム・心拍数」の4項目を表示。インターバル走でもラップタイムを問題なく確認できます。
新モデルも1.2〜1.4インチですが、実際の見やすさは試していません。AMOLEDが常にMIPより見やすいとは限りません。
腕を上げると自動で画面が点灯する?
245 Musicには、時計を見る動作でバックライトが点くジェスチャー機能があります。70・170・570・970も腕上げによる画面点灯に対応し、AMOLEDモデルは常時表示も設定できます。常時表示は電池消費が増える点に注意が必要です。
GPS性能|マルチバンドGPSを試してみたい
マルチバンドGPSとは、測位衛星からの複数の周波数帯を使って位置を求める技術です。ビルの間や木々に囲まれた道では信号の反射などで誤差が出ますが、その影響を軽減できる場合があります。今回のモデルでは570・970が対応しています。
複数人でロード練習をすると、同じコースを走っていてもGPSウォッチによって距離表示がずれることがあります。フルマラソンでは42.195kmより300〜400m長く表示された経験があります。ただし、実際の走行ラインは大会の計測距離と一致するとは限らず、GPSの測定誤差だけが原因とは言えません。
自分の時計の表示傾向を把握しておくことは、ペース管理に役立つと思います。個人的には、より正確に測りたいですし、さまざまな場所を走ってみたいので、マルチバンドGPSはぜひ試してみたい機能です。
バッテリー|6年間使った245 Musicは?
GPS使用時の公称稼働時間は、70が約23時間、170が約20時間、570が約18時間、970が約26時間、245 Musicが最大22時間です。
私は245 Musicを6年間使っていますが、今でもフルマラソンを走るだけのバッテリーは残っています。なお、音楽機能は使わず、GPS記録を中心に使用しています。
170・570も新品時の公称稼働時間はフルマラソンに十分です。ただし、長期間使用した際のバッテリー劣化については、実際に使っていないため判断できません。
高度なトレーニング分析機能は必要?
上位モデルには、トレーニングレディネスなど練習・回復を分析する機能があります。気になる機能は公式サイトで確認してみてください。
私は数値だけで判断せず、自分の疲労感も大切にしています。無理なく練習を継続できることが重要だと思います。
245 Musicを6年間使って満足している点・気になる点
心拍数・GPS・ラップ・電池持続時間といった基本性能には満足しています。画面も見やすく、重さも気になりません。
気になるのは、寒い日の心拍計測の反応とGPSの距離表示のずれ。ただし、現状では買い替えが必要なほどの不満ではありません。
私が買い替えるならForerunner 70
現実的に選ぶなら70です。心拍数・GPS・ラップ・電池持続時間という、私が練習で重視する機能があり、40gと軽く、4モデルの中で最も安いからです。
一方、お金に余裕があるなら970の地図機能は非常に気になります。知らない場所を走る楽しみが広がりそうですし、マルチバンドGPSも試してみたいですね。
まとめ|必要な機能で選ぼう
・70: 軽さ・基本機能・価格を重視
・170: ランニングと日常使いを両立
・570: GPS性能と分析機能を重視
・970: 地図を含む上位機能を活用
245 Musicを6年間使って感じるのは、基本機能だけでも十分に練習できるということです。高価なモデルが必ずしも自分に最適とは限りません。必要な機能と予算で選びたいですね。
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